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時代箪笥の木庵田中は明治時代の和箪笥(骨董たんす)をリホームリメークして今の生活に使える時代箪笥を販売する京都の家具屋です。

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エッセイ右往左往item list

エッセイ右往左往は1月4月7月10月に更新します。


木庵の日々の出来事をつぶやいております どうぞお楽しみ下さい。 

  • 右往左往 2017 07

    毎日走り回っているつもりでも所詮大自然の掌で右往左往しているのが関の山そんな私のひとりごと(紫野 木庵 庵主 公童法師)No85

     

    亀文様(かめもんよう)年賀状に鶴らしき絵を描いた、ならば暑中見舞いとなると亀ちゃんかと考えた。しかし亀を葉書に納めるのはちょっと難しい。甲羅だけでもだめ首だけでも絵にならない。こんなことなら猿沢の池にお住まいになる亀ちゃんをよく見ておけば良かったと後悔する。いや待てよ彼の取り扱っている時代箪笥に亀の図が使われている、鶴亀松竹梅は吉祥柄。手足が短く首を伸ばし尻尾の長い亀を亀文様と言うらしい。長い尻尾は長寿の印で藻や苔が付いているらしい。今回はパソコンのペイントアプリを使い亀甲を縦に並べ曲線をつないで甲羅の輪郭と首を描き、手足は右手をコピーし反転で左手両足を甲羅にあわしてみた。まん丸な亀に尻尾を足して葉書の高さに全体を引き延ばし亀甲ごとに色を変えた。そして尻尾に若緑を入れ落款を押してハイできあがり。ああバックの色は海の青と、首だけを描いた鶴と比べると小さく見えるが自分なりに可愛い亀になったと思っている。亀は鳴かないらしい しかし猿沢の池の亀は興福寺さんの五重塔を見上げ口を開けている、あたかも維摩居士と問答される文殊菩薩の如く。「維摩の一黙」さすが奈良の亀ちゃん万年も前からお悟りを開いておられるようだ。

     

    鳴かぬ亀 首をのばして 虚空を見 黙して言わぬ 維摩の如し  (公童法師)

     

    亀の如く(かめのごとく)時代箪笥を取り扱っていると各地から見に来て戴ける。先月も九州福岡からお越し下さりお買い上げ、早速荷造りしお届けすることに、その日は名神高速が集中工事で使えず第二京阪道門真から吹田そして中国自動車道へと暗闇の中を西へ向かう。落合ジャンクション付近で空が明るくなり始めやれやれと思うも広島県の庄原から三次付近にさしかかると雲の中を上り下りこれが本当の五里霧中だ。それでも道半ば木庵の軽トラックはさらに西へ、右へ曲がり左へ曲がりトンネルをいくつもぬけ山口県に入る頃は青空が見え絶好のドライブ日和となってきた。関門橋の手前壇ノ浦パーキングで一休みし海峡を通る船を眺めていた。橋を渡れば福岡まで60㎞余り門司から九州自動車道になる、しかしここからが長く感じる車の数が多くなったせいかもしれないがなかなか進まない。一時間近く掛かりようやく都市高速へなにかビルの屋上を走る気分で足が震える、カーナビが次を左と指示するので曲がると一般道に出てしまい又都市高速のインターを探し再び挑戦。ようやく目的地に約束時間内に到着無事納品を済ませ帰路へ、せっかくここまで来たので福岡とわかるヤフオク!ドームをスマホで撮影し又都市高速に左に博多湾に浮かぶ豪華客船を見ながら門司へ初めてのパーキングで遅い昼食をとり一路北へ帰り道は山陽道に決め山口ジャンクションから南に海沿いを目指す。広島あたりで日が暮れだし尾道を通過する頃には真っ暗に、ようやく名塩パーキングにたどり着いたのは午後11時50分あと10分で深夜利用金?28時間かけ走行距離は1,500㎞平均時速50㎞木庵の走りは亀の如く。

     

     

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第7858号