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時代箪笥の木庵田中は明治時代の和箪笥(骨董たんす)をリホームリメークして今の生活に使える時代箪笥を販売する京都の家具屋です。

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〒603-8225 京都市北区紫野南舟岡町5-46

エッセイ右往左往 lis

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右往左往は1月4月7月10月に更新します。

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毎日走り回っているつもりでも所詮 大自然の掌で右往左往しているのが関の山、そんな私のひとりごと (紫野 木庵 庵主 公童法師)bW2

公称(こうしょう)今年も恒例の講習会(通称東大寺の三日坊主)に参加させてもらえた。名称が華厳宗教学研修会と変わったものの60名を超える受講生で大広間はいっぱいだった。開講式で個人の得度者が増え末寺の指導者が少なくなったのでと名称変更の説明が有り教学執事(東大寺の文部大臣)から宗制について「万人の幸せを神仏に祈り菩薩の大道を行じ四恩報謝(父母、国土、衆生、三宝の恩に報い感謝する)とその信念を涵養し・・・」???又華厳経を元とし聖武天皇の東大寺建立(大仏造立)の詔を中心とし布教する。そして僧侶になったからには公称しなければならない。公称とは僧名(法名)で活動しましょうとの事らしい。最近は墨染の衣に襷袈裟のコスプレにあこがれ得度する人や高名な僧侶の弟子になって頭を丸めずに衣を着けられる人が目立つ。研修初日にこんな事を目にしました。駐車場から本坊へ向かう大仏殿回廊付近で工事の為車道と歩道が△のコーンで仕切られていました、そこを一人の男性が車道を歩いておられたので警備員が歩道を歩くように促されると、その男性は警備員に言い方が悪いと喰ってかかっておられる。頭に白いものを戴き大きな車に乗られ会社ではそれなりの地位におられ初めて研修会に参加される方が。彼も得度した時長老の直弟子にしてもらい地に脚が付かない心地だった事を思い出した。師公照の一字をもらい公童と、それからふた昔の時間が流れ頭も丸め法要に幾度となく参加させてもらい袈裟を身につける重さに気が付いた今日このごろ、彼も公称ではげんでいる。

 袈裟

今朝つけた 今朝の袈裟には 袈裟ならぬ 袈裟の思いを 今朝気づくなり  (公童法師)

 

難行苦行(なんぎょうくぎょう)苦しみの「苦」とは思うようにならない事と中村元先生は説かれた。又辞書には難行苦行とは悟りを開く為に種々の苦難に耐えて修行する事と書いてある。「とかくこの世は住みにくい」とは漱石先生の草枕の冒頭又華厳経にも悟りを求めんがために身命を惜しまず長〜い時間をかけて供養し一切の難行苦行を円満しと、思うようになるにはそれなりの時間と努力がいるのかもしない。法衣をつけて出仕行道すると周りの参拝の人々が手を合わされる、なんの修行も悟りもひらいてない彼には「わてはそんな(手を合わしてもらえるような)者ではございません」と心でいつも呟いてはいるけども、一休さんの頓智話に大店にボロボロの衣で法事に行くと「乞食坊主」と追い返されたが金襴の衣で再び訪れると丁重にもてなされ沢山の御布施を出された、そこで一休さん「それは金襴の衣にどうぞ」と言われたそうな。その話を読んでから手を合わされるのは彼にでは無く法衣に合わされると思う事にした。師も緋色の法衣を纏われたころ「エビ天 天かす 衣値打ち」(天丼のエビは小さいけどコロモが丼いっぱいに広がっているので立派に見える)と知人から言われたそうで彼も牛蒡天法師でこの住みにくい難行苦行の世界を楽しんでいる。にょうしんぶつやくににょうぶつしゅうじょうねん


 

木の家具とカーテン、     
時代箪笥の店

木庵田中 (もくあんたなか)

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